団長シマシです。今日から7月
何もしないうちに
半分終わってしまったような・・・、
さて、気を取り直して・・・。
ミュージカル「ノートルダムの鐘」に
取り組むことになりました。
そこで、この曲にちなんだ内容を
書いてみようと思います。
■原作
原作「ノートルダム・ド・パリ」は
フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴー作。
15世紀のパリを舞台に
醜い外見から大聖堂の屋上で
育てられた鐘つきの青年
カジモド(仏語で不完全の意味)の
美しいジプシー娘に寄せる恋心を
切なく描いた文芸大作で
1831年に出版されました。
ユーゴーはこの約30年後に
代表作「レ・ミゼラブル」を
発表することになります。
■作曲
作曲はアラン・メンケン。
「美女と野獣」「アラジン」など
数々のディズニー作品で名高い
今年74歳になるアメリカの作曲家。
アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞各4回、
グラミー賞11回など、受賞歴も凄い。
今作も最初は1996年に公開された
ディズニーの長編アニメーションでした。
■最初は映画から
ディズニーではいつものことながら
原作とは大きく異なるハッピーエンド。
しかしディズニー作品としては珍しく、
差別や偏見などを取り上げ、
非常にシリアスで重々しい内容。
興行収入が低かったこともあり、
他のディズニー作品に比べると
知名度は劣っているようです。
■いよいよミュージカルへ
まずドイツ語版の脚本が書かれ、
舞台ミュージカルとしてベルリンで上演、
その後アメリカ、日本へと広がります。
日本では劇団四季が継続的に取り上げ、
現在も東京公演が続いています。
音楽は映画版をなぞっていますが
役柄の設定やストーリーは原作に近く、
ハッピーエンドでは終わりません。
(映画の悪役、最高裁判事フロローは
原作どおり司祭となっているなど・・)
■吹奏楽版「ノートルダムの鐘」
5曲抜粋の吹奏楽編曲は森田一浩氏。
最初に演奏したのは
埼玉県立伊奈学園総合高校。
実は森田&伊奈学は吹奏楽界では
大変有名なコンビで、
UWOが第14回の定期で演奏した
「レ・ミゼラブル」も
彼らの手によるものでした。
さて、UWOでは
第13回定期で「ミス・サイゴン」、
前述の14回で「レ・ミゼラブル」と、
ミュージカルのシンフォニックな
編曲作品に挑戦してきました。
今回もじっくり時間をかけて、
この美しい作品の魅力に迫りたいと
思っています。
お披露目できるのは、
まだ大分先のことになりますが、
ぜひ、ご期待の上、お待ちください。
本日は以上です。